続・特別休暇(生理休暇)が海外各国でもあるのかどうか。
続・特別休暇(生理休暇)が海外各国でもあるのかどうか。
以前、下記記事を書いたのだけど、アクセスが多いので最近まででわかったことを追記していきたいと思う。
ドイツでの特別休暇制度?
まず、ドイツでは特別休暇(生理休暇)なるものは存在せず「基本的に体調が悪いなら休む」ことが推奨されている。
なので、風邪だろうが頭痛だろうが生理痛だろうが、体調不良の一種には変わりないとのことで普通に休みを取るのだそう。
「具合が悪いならお医者さんに行く→診断書をもらう→その診断書を会社に提出」といった流れである。
日本だと確か診断書は有料だとかなんとか。
ドイツでは無料。
しかも私のお医者さんは薬を出さない。普通の風邪のウイルスは自分の菌と戦わせるために、自宅休養でどうにかしなさい、薬には頼るなという方針の先生が多いとかなんとか。
「喉が痛くてどうしたらいいかわかりません。しかし咳は出ません」という症状の時に町医者にいったのだが、先生は私に言いました。
「力になれなくてごめんね。。。これ普通に処方箋なしで薬局で買えるトローチだけど、これでどうにか頑張って。。。」
先生、、、うん、、ここまで来ないで薬局直行しておけばよかった、、、
一般的な風邪の症状で病院に行くとドイツの医者は薬を出さないようです。
※もちろん先生にもよります・・・
イタリアの特別休暇制度
そんな話はさておき、イタリアでも2017年に生理休暇を設けるための法案が審議中との記事を見つけたけれど、日本との大きな違いはやはり診断書。
「年に一回月経困難症を証明する診断書の提出が義務づけられている。」
イタリアの生理休暇 世界で初めて生理休暇を制度化した日本との違いとは? - ライブドアニュース
これは女性であれば誰でもかんでも休みが取得できるというものではなく、ちゃんと医師の診断に基づくものであるわけだ。
うーん。ここまでくるとやはり日本での診断書システムに疑問が浮かぶ。
「診断書は保険適用外」
日本での診断書作成は保険適用外であるため、金額を各病院が自由に設定できるようになっているようです。
これだ。
診断書に2,000〜7,000円と相場に幅があるけどどちらにせよ高く感じるのは私だけか。
ちらほら区別だ差別だなんて議論も目に入ってくるのだけど。。。
本当に生理痛に苦しんでいる人がいるとして、その人たちを救うための制度だとしたら診断書の提出義務づけするのはいいと思う。
(本当にね、勘弁してほしいって泣き叫びたくなるほど痛い時があるんだよ、生理痛って。人によっては、のたうち回る(実話))
まずは診断書を無料化ないしは保険適用内で提供するシステム作りが必須だと思う。
昭和の良き時代から信用ベースで物事を行なっているから「ズル休み」なんて言葉があるんだよ。「誰かに証明させる方法」をとって、堂々と体調不良で休める社会作りが必要なんではないかと。。。
(ま、医者のオーバーワークもまたそこに絡んでくる問題として存在するから、医者側からすればこれ以上仕事を増やすなというのがあれかもしれないけど。。。)
正直、この日本の制度が微妙に詰めが甘い気がするけど、日本にしては頑張ったよね。何の裏事情があれしたのわからないけど頑張ったとは思う。
思うんだけど、作ったら作りっぱなしじゃなくて、今後いろんな意味で改善されていくといいなぁ。
というか、有給が全てきちんと(周りからの文句なしで)消化できる社会になるように!