運転免許証/Führerscheinをドイツで書き換える!その①
運転免許証/Führerscheinの書き換え in ドイツ
先延ばし先延ばしにしておりましたが、重い腰を上げまして運転免許証の書き換えに着手いたしました。
完了までに大体3ヶ月くらいかかったのだけど、思ったよりはすんなりと進んだ?と思う私はもうすでにドイツナイズドされてるのでしょうか。(日本って即日発行されたりするよね・・・?)
まず最初に
ドイツの都市や州によって微妙に対応が異なります。
あとで詳しく説明しますが、お住いの地域が同じように進むとは思わず、参考程度にしてみてください。
ではでは、まずケルンでの取得の流れを確認してみましょう。
①日本領事館で日本の運転免許証を証明してもらう
まずはともあれ日本の運転免許証をドイツ語に翻訳する必要があります。 日独翻訳してくれるところに持ち込んでもいいのですが、やはり値段が高い・・・
日本領事館がお近くの場合にはこちらがおすすめ。
ケルンから在デュッセルドルフ総領事館までは約1時間程度な上に、なんといっても17€で証明してくれて、さらに交付までたったの4日(会館日)。さすが。往復交通費を考えてもお得。(ついでにランチのラーメン付き)
正式名称は「自動車運転免許証抜粋証明」と言います。
申請時に必要な持ち物は以下:
・パスポート
・日本の運転免許証
・申請書(領事館にあります)
(詳細は正式なページでどうぞ 証明 : 在デュッセルドルフ日本国総領事館)
実はネットで「ADAC」でも翻訳やっているという情報をつかんだ(面倒くさがりの)当方は領事館に行く前に徒歩数分の「ADAC」に行き、翻訳してほしい旨を伝え試してみたのですが、どうやらケルンのADAC(もしくはそこだけ?)では翻訳はやっておらず「翻訳したものを持ってきて。そしたら認証できます」と謎回答をいただく。これがあとで少しワチャワチャするのです。
この申請書に「どこへ提出するのか」のチェック欄があります。
ADACで上記のやりとりがあったため、はなっからADACしか頭になかった私は、その他の欄に(うろ覚え)「ADAC」と書くのですが、窓口の方に念をおされます。
「ADACに提出すると言うのはあまり聞かないけど本当にADAC宛で良いのか」と。
うーむ、困った。。。これだけ多数の日本人が住んでいるデュッセルドルフの領事館で「あまり聞かない」と言うのは本当にあまり聞かないのだろう。
これは長いものには巻かれろ精神(←使い方)で変更!
「通常チェックがなされる方(多分、道路交通局 (Führerscheinstelle)だった可能性大)でお願いいたします・・・」
結局ここが問題に上がることは後にもなかったので、巻かれておいてよかったのだろう。
窓口で引換券をもらい、きっちり4開館日後に再度領事館へ向かう。パスポートも忘れずに持っていく。
ちゃっちゃっちゃーと、あっと言う間に「Bescheinigung」の受け取り完了。裏面には免許の分類の説明。
そしてここからが、謎パート。
このベシャイニグング(証明書)が手に入ったので、私は思いました。
「このまま直接、役所に行けばいいんじゃないか」
なぜそう思ったかと言うと、ケルン市のサイトで免許証書き換えの際に必要な持ち物の項目をに・・・
①パスポート / Personalausweis oder Reisepass
②ID/カード式の身分証 / Personalausweis
③3ヶ月以内に撮影された証明写真1枚 / Ein aktuelles biometrisches Passfoto
④日本の運転免許証 原本 / Ausländischer Führerschein im Original
⑤④のドイツ語翻訳と認証 / Übersetzung und Klassifizierung des ausländischen Führerscheins
とございます。(ケルン市のサイトではさらに項目が続きますが、日本には当てはまらないのでスルー)
この⑤ですね、しっかり訳しますと
「Übersetzung und Klassifizierung des ausländischen Führerscheins(外国で発行された運転免許証の翻訳と認証)」となるわけです。いいですか?翻訳と認証です。
それでは証明書に戻ります。真ん中のあたりを確認するとご丁寧に「Zugelassen für : Mittlere Kraftfahrzeuge(認可:中型自動車)」と記載があります。
さらに裏面を確認するとそれがどのクラスに値するのか記載がある。
ドイツ語で。こんなんアホでもどのクラスかわかるわ。(口が悪い)
「この証明書、両方カバーしてない?」という、なんともポジティブシンキングが作用しADACで言われたことはなかったことにしてみました。これが大きなミスということは後で気がつくのでした・・・
②証明写真を撮る
思い立ったら即行動の私はすぐさま写真屋へ直行。
証明書用の写真を撮りに馳せ参じました。
ちなみこちらのお店、HPはアゲアゲですが、普通です。
パスポート用写真のサイズと同じでいいので「パスフォト(Passfoto)」 と伝えましょう。15€です。
ちなみにケルンの役所(Kundenzentrum/クンデンツェントルム)でも、証明写真機ボックス(正式名称謎マシーン)が設置されているところもあるので、そこで撮ってもいいと思います。わては壊れてたりすると絶望感に溢れるので、先に取ってから行きましした。ドイツで学んだこと:日本の感覚で行かないこと。
③市役所に行く(?)
今回向かったのはKundenzentrum Innenstadtです。大聖堂の裏側に位置しますが、お役所らしく営業時間がお役所時間なので確認してから行きましょう。
月曜:7:30 ー 12 時
火曜: 9:30 ー 18 時
水曜: 7:30 ー 12 時
木曜: 7:30 ー 16 時
金曜: 7:30 ー 12 時
(2019.03現在)
まずは入口左にある受付カウンターで番号を受け取ります。
免許証の書き換えにきたことを伝えましょう。
受付を背にし、真っ直ぐ進むと椅子が羅列されてますので、そこへ行き待ちます。画面に番号が出るまで待つのです。
番号が画面に出たら、入口からだと右側、待合ベンチからだと左側にある通路を歩いて、大部屋に向かいます。(以外に広くて驚く)
カウンターには二人の女性。番号札と必要書類を渡しながら、日本の免許を書き換えたいことを伝えるとトレーニーのような若い女性にベテラン風女性が「それはこのファイルを見て確認するの」と説明しております。
「なんだか嫌な予感がする・・・」そう思ったのもつかの間、「あれ、ADACの認証は?」
・・・ん?
「私たちではどのクラスが運転できるのかわからないから、この翻訳をADACで認証してきてもらわないとダメなのよ」とベテランさん。
・・・ここに書いてあるではないでしょうかと言いたい気持ちを抑え、と言うか、多分それをいってもこの人たちは論破できない。なぜならマニュアルを片手にしているから!!ここに書いてあることは絶対なのドイツー!
と言うことで、役所に書類を提出するのはまずADACで認証してからと言う流れになりました。。。
なのでケルンでの流れとしては
③市役所に行く
ではなく
③ADACに翻訳した証明書を認証してもらいに行く
でした。長くなるので、次に続きます。
続く・・・